初見で一番好みだったのと中の人が一番好きだったので非常に気になってました。
体験版では、かなりの女の子好きで「俺に惚れないなんてブサイク専門か!?」的なボケ(本人は至って真面目)をかましてくれた素敵な人。
色んな意味で期待してましたが、本編でもその女の子好きをいかんなく発揮してました。
幾らなんでも、携帯の充電が切れるまで延々いろんな女の子に電話をかけ続けるというエンドレスループをするとは思わなかった。
想像の右斜め上を行く人だな(しみじみ)
それだけに時折見せる暗い部分が強調されていて、正直女の子好きキャラは苦手だったのに気になって仕方なかったです。
お弁当に誘うシーンで、余計なひと言を言って主人公に笑顔で切り捨てたれていたのが面白かったです。
最後の詰めが甘い、そんなところが司狼らしくて好きだなあ。
器用そうに見えて不器用なところは黎明と似てますな。
ラスボス戦はこれまた黎明の時と同じで「???」でした。
どうしてあの人があんな行動に走るのか分からなかったし、折角の司狼の新しい武骸のお披露目なのに実際に戦闘シーンがすっこ抜けてるからもの凄く勿体なかった。
今作は結構戦闘シーンに力を入れてるように感じてたから期待してたのに。
制限数以上の弾丸を使わざるを得なかった、そしてそれを覚悟の上で撃ち続けた司狼の葛藤というか心情を知りたかったです。
相手が望むならどんなにクサいセリフも言える彼なのに、本当に伝えたい言葉に限って言えないんだな、と吐露するシーンは不覚にも涙が。
彼が特定の特別な相手を作らないのは、勿論いつ別れるかも分からないのに本気にさせたらかわいそうってものあるんだろうけど、結局自分が本気になるのが怖かったからなのかなーと、バッドED見て思いました。
本気で好きになった相手にまで黎明が好きだと言われたらと思うと、本気で誰かを好きになれないのかな、と。
まさかまさかのバッドEDの結末に呆然としつつ、結局最後まで一人でいることを選んでしまう彼が切なかったです。
グッドEDルートでは、主人公の決死の覚悟で再び正気を取り戻したのに、結局正気を失ってまで守りたかった相手を死なせてしまったことに絶叫する司狼が見ていて痛々しくて涙がぽろぽろ出そうでした。
やばい、こういう展開見てて辛いけど嫌いじゃないんだよ!
ここの泣いてるスチルが司狼ルートでは一番好きです。
後、中の人、リトアンのフェンネルの時も思ったけど、こういうちょっとイッちゃってる系がとても迫真の演技で凄すぎる。
バッドEDでの心の底に隠してたもう一人の司狼の声も凄かったけど。
でもその後のご都合主義に取れなくもない風呂敷の畳み方は惜しかったですが。
ていうか、ED流れた後いきなり南国だったからびっくりした。
えええ!?みたいな。
考えたら司狼って殺人容疑で指名手配されてるから、これは逃亡したってことなのかしら(個人的に仮にもグッドEDで手を汚してしまっているってのはやめてほしかったけど…間違いであってほしかった)
そうすると南国ってのも分かるんだけど、そういう描写がなくていきなりだからびっくりする。
でも2人の一見幸せそうな会話をよーく聞いてるともしかしてこれ…と不吉な考えが脳裏をよぎりました。
やたら繰り返し「夢」って単語を繰り返してることに意味はないって信じてる!
いきなり南国リゾートはびっくりしたけど、幸せそうに顔を緩ませてる司狼が微笑ましかったのでよし!
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