とにかくお師匠様至上主義者。
後々紅孩児までが「三蔵至上主義者」と言っていたのには笑った。
お師匠様さえ良ければ後はどうでもいいっていうのを隠しもしないので、ある意味素直なんだなと。
ただ物騒な発言も多いので、苦手な人は苦手なのかもしれません。
口数が少ない分、はっきりと物事を言うので、ギャグシーンではめっきりツッコミ役。
ボケの発言を一刀両断する様は見事でした。
個人的にお助けイベントでのキャラ選択時の「がんばる」がかわゆくてかわゆくてたまりませんでした。
つい他キャラも選択可能でも玉龍選んじゃいます。
共通ルートは八戒同様、ほとんど一緒なので割愛しますが、途中で着飾っている年頃の女の子を見て、自分は…と思い落ち込んだ主人公を慰めようとお花を髪につけてあげるシーンはほのぼのしてて良かったです。
感情欠落しているという描写がされているだけに、主人公と接している内に失くしてしまったものを少しずつだけど取り戻してるのが分かってよかったです。
玉龍ルートは、前世ネタ満載ではありましたが、それでもはっきりとは出なかったのでやはりそれは悟空ルートでなのかなー。気になる。
お師匠様を守りたい、だけどそれはお師匠様自身が望まない。
師匠様の願いを叶えれば、お師匠様自身を危険に晒してしまうという、相反する願いをどうすればいいのか悩んでいる玉龍と、敵とはいえ同じような立ち居地にいる銀閣の会話がとても印象的でした。
てゆうか、銀閣好きすぎる…!
攻略できないのがとても惜しい人です、ほんと。
お姉さんが猪突猛進タイプなので、銀閣は知略タイプなのかな?
玉龍とはまた違ったタイプの自分の中に溜め込むタイプな気がする。
過去に金蝉子と最後までいたものの、守るどころか逆に守られてしまった事が心の傷になってしまい、一族で一番弱い龍だったのに、金蝉子が転生する日までずっと力をため続けて、妖怪まで恐れるほど強くなったというのが切なかったです。
転生できたはずだったのに、次は絶対に守りたいから、輪廻の和から外れて死ねない体になってまでも貫き通す意思の強さは、それだけ彼のとってお師匠様が大事な存在だったということなんだなーと。
クリア後の外伝小説はほんの少しですが、彼の生い立ちなどを知ることが出来てよかったです。
玉龍自身が心が幼い所為か、らぶらぶな雰囲気はほとんどなく、どちらかといえば親子的な描かれ方だったのはちょっとだけ残念でした。
エピローグの膝枕も良かったのですが、一度でいいからもう少しらぶいのが欲しかった…!というのが本音です。
この記事にトラックバックする