隠しがあの強烈なオカマ(ゲーム中ずっと女性標記で、「どうしてみんな気付かない!?」とツッコミを入れたくてしゃーなかった)だと知った時は、萌えないだろうな…と思ってたんですが。
全ルート中一番シナリオが 糖 度 過 多 でした。
いや、まだ悟空やってないけど、なんかあれを上回るほどそっち方面に対して悟空がやる気を見せるか微妙だしなあ(待て)
隠しが一番甘いってのもどうかと思いますが、感じ方は人それぞれですしねー。
崖から落ちて気付いたら敵に捕まってて、更に翌日目が覚めたら女性が男性に変わってたんですが、中の人の演技も全然違っててまるで別人でした。
個人的に蘇芳の姿の方が好きだわー。
全く蘇芳の正体に気付かない主人公とのやりとりが面白かった。
真面目だからこそ頭が目の前にある事実だけをそのまま受け取っちゃうんだろうなー、頭固いつか。そこが主人公のいいとこでもあると思いますが。
女装していた理由は、金閣(と銀閣?)の趣味だった模様。
しかし女装が戦闘装束って凄いな!
人間でありながら冥界に手を貸す理由を問いただしても、のらりくらりとかわして自分の本音は一切語らない。
見た目は普通の若者だし、口調も軽いのに、それだけじゃない雰囲気を持っていて、旅の仲間とはまた違ったタイプでした。
ことあるごとに敵同士というキーワードが出てくるので、敵同士の禁断の愛が好きな人には萌えるシチュですね。
前世では金蝉子と一緒に第三勢力を立ち上げた妖怪だそうで。
前世で恋人設定とかあるのかなーと思ってたら、普通の同志でした。残念。
自分と同じ紋章授けたりしてはいたので、仲間以上恋人未満?
金閣と銀閣を「金、銀」と呼ぶのが好きです。
彼らを自分の両親なのかと悩んでいる蘇芳のリアクションは思わず分かる分かると頷いてしまいました。
確かに両親よりは気安い感じですし。
金閣と銀閣がどうして蘇芳至上主義なのかも分かったので満足。
個人的にシナリオの流れが今のところ一番好きかもしれない。
あんまりぶつ切り感がないのと、峰倉さん版のキャラと被らないからかな。
どうにも、イメージが抜けなくていかんです。
主人公を取り返しにやってきた仲間たちと、蘇芳の初対面時の悟浄は流れ読めたけど面白くて笑ってしまいました。
浄玄似たものかっぷる万歳!
牛さんと紅茶王子の出会いのシーンも描かれてましたけど、血は繋がってないということなのかな。
ラスボスは紅茶王子でした。
ただ、結構ここもあっさりと終わってしまい、ぽかーん状態。
もっとこう熱い展開を期待するのは乙女ゲーには酷なのでしょうか。
緋色とか薄桜鬼とか、結構戦闘シーンに力をいれてらっしゃったので、個人的にはそれ位の密度が欲しかったかな。
牛さんも結構あっさりと蘇芳の言葉に耳を貸してしまうので、もうちょっと葛藤が欲しかった。
ED後は、蘇芳が冥界、主人公が地上界での遠距離恋愛でした。
久々の再会なのに、反応しない主人公に「もしかして…俺のこと、忘れちゃった、とか」と不安そうな蘇芳がかわゆい。
嫉妬はいいですよね、他の男の前で泣いたりしてないかなとか、かといって笑顔を向けてるのもむかつくなーとか、独占欲的思考がいい。
ただね、それはいいんですよ…、ただどうしてああいう形にしたのかと、スタッフに問い詰めたい心境です。
よりにもよって悟浄が当て馬にされてしまっているので、痛すぎて直視できなかったし、折角の蘇芳EDなのに全然盛り上がれなかった…勿体無い。
攻略キャラの当て馬はきっついよ、本気で。
特にそのキャラがお気に入りだったら余計に切ない。
蘇芳ED自体は良かっただけになあ。
ただあのまま暗転したってことは……と色々気になるところです。
まあばかっぷる万歳!なEDでした。
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