>八雲ルート
ビジュアルからしてすごいショタっこなのかと思いきや、時々出てくるドスのきいた低音ボイスといい、対応の仕方といい、ものすごい漢前でした。
普段の声が大分高めで、しかも語尾が「~ナリ」とか「~ぴょん」とかだったので苦手かと思ってたら、寧ろ癖になります、この喋り方が。
初めから結構懐いてくれていたので、補習についてもあっさりとオーケーを貰えますが、やはりA4。一筋縄ではいきません。
ちゃんと約束はしてくれてもすっぽかされてばかり。
しまいには、迎えに来たスーツのお兄さんの言葉を、ご不幸があったと勘違いしてしまい、更に時間を浪費してしまいます。
まあ、これについての言い分はどっちもどっちだと思うんですが。
勉強よりも八雲にとって大切なものは、芸能活動でした。
それを理解する為に、知りたいと思って行動するところが、ビタシリーズヒロインの良いところだと思います。
なんでも頭ごなしに、自分の考えを押し付けるのはよくないからね。結構難しいことだけど。
自分にとって今大事なのは勉強じゃなくて夢だから諦めてと言う八雲は、やはり真っ直ぐな人間なんだなと。
簡単にはぐらかして、相手を怒らせて、それでうやむやのまま逃げることだって出来るのに、ちゃんと理由を説明して納得させようと言葉にしてくれてるところは好感が持てました。誠実なんだな。
でも問題の答えが分からないからって、せめて面白く答えようという努力はせんで宜しい(笑)努力する方向がズレてますよ!
しかし八雲のお家はユニークというかなんというか。
泊り込み合宿の許可をもらう為に実家に来たヒロインを待っていたのは、明らかに堅気じゃないっぽい雰囲気の門構えのお屋敷でした。
しかも柄の悪そうな感じのお兄さん達が警備してる辺りで確実っぽい。
なのに、何故か決定打の言葉は一切出てこないから凄い。
「八雲君のご両親に会いたいのですが」と受付のお兄さんに話しかけるも、明らかにマニュアルをそのまま読んでる返答しかしないので、全然話がかみ合ってませんでした。
つかその外見で「今日はいいお天気ですね」とか棒読みで言われたら怖いよ!(笑)
しかし、更に凄いのはご両親でした。
初めは強面だったのに、愛しい息子が現れた途端、顔が緩みすぎです。
そしてお母さんは可愛らしいのにこわ!
お父さんは婿入りだったのかな…、なんかお母さんの方が肝が据わってるように見える。
そんなお母さんのご職業はお掃除用具作成。
……『掃除』の意味が違う気がしたのは私だけなんだろうか。
てか、掃除機の形した護身用具とか貰っても使う機会まずないから!(笑)
お母さんの手助けもあって、息子命のお父さんから外泊許可ゲットです。
アラタは本当に頭の回転速いというか、優しい子ですね。
口では色々言ってても、最後には見捨てられないタイプ。
バリケード事件での男前っぷりは全キャラ一ではないでしょうか。
いや、あれは惚れるね。
きっちりと双方に落とし前つけさせるやっくんはかっこよかった。
後半から声が出なくなってしまうのにハラハラしました。
頑張りすぎて喉を痛めてしまった様子。
放課後校舎裏でひとり必死に声を出そうとする姿が切ない。
でも、気付いた時に医者に行っていれば手遅れにならなかったとかなると、後悔してもしたりないから、結果が怖いからと素人判断で行かないのは駄目ですよ~。
エリザベスに「GEに置いておいてほしい」と頼みに行くシーンは涙出た。えぇ話や。
いい仲間に出会えてよかったなー。
後、ナナの「俺も昔過ちをおかしそうになった。だけど、全部受け止めてくれた人がいたからこうして大人になれた」って台詞に、Xでの某シーンを思い出してしまって切なくなりました。
学イベントでも、「節約しているのは習慣だが、親に仕送りしつつ金を返しているのが大きいな。あまり育ててもらった覚えはないけど、それでも大学にまで生かせて貰ったから」と。
ちゃんとお母さんと少しでも和解したのかな、と思うと、ほっとしました。
ああいうタイプは近寄らない方がナナの為ではないかと正直思っていたのですが、それでもやはり出来るなら親と仲は良い方がいいと思っていたので。
どうしてやっくんの声が出なくなってしまったのか、真相は少しにごした形に感じましたが、やはり無理をして歌いすぎた所為なのかな?
ただ保健室での上條先生の少しあからさまな様子や、瑞希の様子等から、理事長が何かしらしたのかなと思ったりもしたんですが。
例えば、よくやっくんが使っていた喉用スプレーに何か仕込んでいたとか。
だから、いつもなら秀でた一芸のない生徒なら簡単に切り捨てそうな理事長が、わざわざ他の大学受験をやめて、聖帝の大学にあがってくれとか言ったのかなーと。
歌を歌って告白というのが凝ってて好きです。
しかも選択肢が有るようで無いのがやっくんらしい。
「ぼーくーのあねさんになーぁってー♪」とつい口ずさみそうになる。
①完璧ED
無事に大学合格をしたやっくんは、都内の音大で声楽の勉強中です。
勿論アイドルとしてのお仕事もバリバリこなしているそうな。
まだ喉が本調子じゃないようで、定期健診を受ける為に聖帝に月一で通っているそうです。
しかし、エリザベスさんの懸賞品作製センスは相変わらずですな。
あんまりないよね、アイドルの懸賞品で炊飯器とか…。
あれか、炊飯器にやっくんたちの写真がプリントアウトでもされているのか。
お互いに色々急がしくて会えないからと、さらりと「一緒に住まない?」と言ってのけるやっくんでしたが、あっさりと「だめ」と断られてしまいます。
しかし、お願いだからヒロインを「うさぎちゃん」って呼ぶのはやめて…!
ごろりんを思い出して仕方ないのは私だけか!?いや、ごろりんの衝撃に比べたらまぁあれなんだけど。
あっさりと提案を断られるものの、ここで簡単に引くやっくんではありません。
「今度学校近くのスタジオでお仕事でしょ?お弁当持って行くし」というヒロインの言葉になにやら閃いたご様子。
翌日職員室では、男3人が睨みあっておりました。
どうやら、真壁ぼんが建てたスタジオをやっくんが占拠してしまったらしく。
初めはCDの録音があるから貸してくれ→写真集の撮影があるからもう少し貸して→最終的にはいつの間にか家財道具持込+仮眠施設の乗っ取り→気付いたらビル全体を占拠、ってすごいな(笑)
これじゃ迷惑だ!と男3人に詰め寄られたヒロインは、頭を抱えつつお弁当を持ってビルへ。
何とか説得しようと試みるものの、相手の方が一枚上手で、結局もうしばらくビルは占拠されたままになりましたとさ。
②夢ED
ナナにヒロインとの仲を見せ付けようとするものの、逆に節約友の会の仲間を見せ付けられてしまうやっくん。
それがやっくんのやきもちに火をつけたのか、数日後「時間の節約節約」とばかりに、押しかけ女房ならぬ押しかけ旦那です。
やっくんの行動力には脱帽ですな(笑)
「そんなことしたらここにマスコミがくるでしょ!」と何とか止めようとしますが、「ふっふっふ…、その辺ぼくに抜かりあると思う?」と。
なんと、ヒロインの住むアパートをやっくんの会社が買い取ってしまったそうな。スケールでかいな!
1階を会社の社員寮にして、2階全部がぼくたちの部屋だよって…!
しかも、半年も前からじっくり外堀埋めてた辺りがやっくんの本気が垣間見えていっそ怖い。
これでマスコミの心配もないからいいでしょ、と。
しかし、ラストの暗転にはびっくりした、えええ、やっくんなんか黒いよ~。
③通常ED
センセーに会いに来たら、突然名前を呼ばれて嬉しかったので壁をよじ登ってきたやっくん何者(笑)
なんとなく千聖の台詞が「机は(寝心地が)いいな」に聞こえて仕方なかったよ。
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